月経前の時期にイライラしたり、気分が落ち込んだり、急な眠気に襲われたり、、、こんな不調に悩まされる方は多いのではないでしょうか。
その他にも人それぞれ症状が違うことはありますが、月経前におこる心身の不調を総称して「PMS:月経前症候群」と呼びます。
PMSの原因って?
PMSの原因は、月経をコントロールする「性ホルモン」が関わっていると考えられますが、その中でも女性ホルモン「エストロゲン」と「プロゲステロン」がかかわっていると言われています。
生理が始まってから排卵日(生理開始からおおむね二週間ほど)くらいまでは女性ホルモンの「エストラゲン」が多く分泌され、多くの女性は心身ともに調子がいいと感じやすいです。
そして、その期間が終わり、反対に心身の不調を感じやすくなるのが、排卵が終わり次の生理が始まるまでの一週間の期間です。
この一週間はもう一種類の女性ホルモン「プロゲステロン」の分泌が増え、体温が上がったり、体に水分を貯めこみ浮腫みやすくなったり、眠気やイライラを引き起こしたり、、、
などの不調を感じやすくなります。
これがPMSとよばれるものです。
生理前の女性には症状のタイプや痛み、程度には個人差がありますが、ほとんどの人がPMSを経験したことがあるといわれています。
PMSの改善方法は?
自分ではどうすることもできない、、、なんて思っているかもしれないPMSですが
PMSの改善には普段の生活習慣が大きく影響しているとも言われています。
普段からのケアを心がけPMS期を少しでも快適に過ごす方をご紹介します。
①食習慣を見直す
朝、時間がないので朝食を抜いたり、イライラすると甘いものが食べたくなったりすることはないですか?
朝食を抜いてしまうとイライラや眠気など症状が悪化する原因となることがあります。
また、イライラするとついついケーキなどの甘いものを食べたくなることがありませんか?
しかし、糖分を多く含んだものを食べすぎると、血糖値が乱高下すると言われ、その乱高下でイライラや過食が進んで悪循環が生まれてしまうことも。
PMSを和らげる方法としてはミネラルやビタミンを含んだものを食べることがいいとされています。
代表的な食べ物は大豆食品や緑黄色野菜、レバーやナッツ類がいいとされています。
②適度な運動を心掛ける
PMSの症状が重い原因の一つに、運動不足の可能性があるといわれています。
適度に体を動かして、代謝や血流を良くしておくとPMS症状が軽く感じる人もいると言われています。
特にウォーキングやジョギング、などの有酸素運動がおすすめです。
一回20~30分、ウォーキングするだけで新陳代謝が活発になり副交感神経を優位にし、リラックス効果を高める働きがあるとされています。
また、ヨガやピラティスもリラックス効果や全身の血液の巡りを良くすると言われています。
ただし、無理な運動や激しい運動は逆効果なので、無理のない範囲で行うのがおすすめです。
③いつも以上にリラックスと休息を心掛ける
PMSはストレスによって症状が悪化すると言われています。
PMSだけでも辛いのに、仕事上のトラブルや人間関係でのストレスなどを抱えると余計にイライラしたり気分が落ち込んだりしませんか?
疲れるなと感じた場合は、好きな趣味を楽しんだり、アロマテラピーや半身浴を取り込んでリラックスできる時間を作ってみるのもおすすめです。
また、睡眠時間も十分に確保しましょう。睡眠不足は自律神経の乱れや、イライラに繋がります。
ハーブティーなどで気持ちをリラックスして睡眠前の時間を過ごしてみるのもおすすめです。
ハーブティーには安眠を促す効果や、睡眠の質を高める効果があるともいわれています。
その中でもカモミールやリンデンフラワーなどがおすすめ。
カモミールは甘い香りでクセも少なく、ハーブティーを初めて飲むという方にもおいしく飲みやすい味です。
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その中でも Femtech(棗 (なつめ)×リラックスフルール)がおすすめ。
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このように、少しの習慣の見直しや改善でPMSとの付き合い方も変わってくるかもしれません。私自身もPMSの時期は我慢していましたが、PMSを知ることで、改善方法が見つかり、自分の生活習慣の見直しにも繋がり、今はPMSと上手に付き合うことができるようになりました。
皆さんもぜひ自分に合った改善方法を試してみてください。